水域

じくうをこえて

大陸横断計画第45夜「バラナシ 2日目」

11/10
タイトル付けるんめんどい



バラナシ、二日目はほぼ沈没してました。はやすぎる。




早朝5時半起きして朝日を見にいきました。
5時半はあまり暗くないですが、少し風が肌寒い。
昨日干した長ズボンがもう乾いていたので助かりました。



よーく見んとわからないですが、ぼんやりとだけ日が出ています。

ボートから見る早朝のバラナシ。
対岸について少しぶらついていると



日の丸や!
日本帰りてー!
バラナシの朝日は日本の実家から見る夕日に似ていて郷愁を誘います。




昼食はターリーをいただきました。これこれ、ガイドブックとかでよく見るやつ!
味はおいしいんですが、バラナシのカレーはチーズばっかはいっている、、
管理人チーズあんまりいっぱい食べれないのでキビシーです。。
そんでバラナシのカレー系はいつもアチャールという漬物的なものが出るのですが、これがめっちゃ苦手で、、、
アホほどしょっぱいエグミのある梅干しみたいな味。すっぱい。
マズすぎることはないけど無い方が幸せかなー。
残すのは忍びないけどしゃーなし。
Rs230。



そういえばバラナシではチップを要求されるようになりました。10ぐらいが相場なのかな。
ゆうても私は払ってません。金額の問題じゃなくて、小銭が貴重なので。、



夜は晩御飯の後フロントのところで喋ってたらシタール触らせてもらう機会がありまして。
人生初シタールでした。

写真撮り忘れたので拾い物ですが、シタールはこんなややこしい楽器です。
めっちゃ弦あるんですが、だいたいが共鳴弦らしく、数本の弦でメロディー出しつつ手前側の弦で装飾音出して…みたいな感じっぽいです。むずかしいね。



その後シタールの方とギターラ&シタールセッションしたりギター2本でセッションしたり。
2本だけなので4コード決めてソロ回して…3時間ぐらいかなー、盛り上がったなー。ほんとに。
ギターできてよかったーって1日でした。



今日もとても充実した1日でした。
バラナシ、来る前はすごくビビってました。詐欺がどうだの、治安がどうだの、物価がどうだの…。
でもインド人はみんな、気さくで楽しい人ばっかりで、今ではすっかり慣れてあしらわずに少し足を止めて喋ってみるくらいには警戒も解けて。もちろん怪しい奴もいるんですが、大体の人はみんな可愛げのあるやつばっかで。。
日本に行きたい、日本語勉強したい、日本人と結婚したい…どこまでがマジなのか分かりませんが、みんな日本のこと好きでいてくれてるのかなーと思います。
これはどこの国でも言えることで、日本人だと言って嫌な顔されたり邪険に扱われるようになったりということは今のところありません。

先日読んだ下川裕治の『アジアの弟子』で語られていた、「アジアへの愛」が少しだけわかった気がします。当時ほどの日本-アジア間のギャップは無くなってしまったかもしれないけれど、今でも日本とインドの落差は顕著です。街も、人も、文化も全く違うし刺激的で苦しい場面が散見されますが、それでも私の心を掴んでいるのはスパイシーな空間の中にあっても失われない受容的で開放的な風土、人情であるように感じています。
インド人と話していると、こちらに強く興味を示して、楽しく話をしてくれはするのですが必要以上に深入りすることはなく、帰ろうとするとあっさりと連絡先だけを交換してさよならできてしまうような、気疲れしない関係性。まるで飲み屋の隣人みたいな。翌日会うとまた挨拶し合えるような、浅いけどちょうどいい仲になれるというか…。人見知りする私にとって一過性の関係を構築しやすいインド人の気質はたいへん心地よく、合っているように思えます。もっと仲良くなってみたいという気はしますが、今の短期旅行者の身にはこの程度がいいのかな…。



あとがき部分が長くなりました。本日はこの辺りで。またネ。