水域

じくうをこえて

大陸横断計画第49夜「バラナシ・ラスト・ナイト」

11/14



突如として次の列車の時間が決まりました。お祭りシーズンでなかなかチケット取りづらい状況だったため選択肢がなく、代理店が取れるものを取るというなかなかハードなものに…。ベストを尽くしてくれたので無事15日の朝発夜着のチケットを手に入れることができました。ありがと〜。

でも私の中では15日の夕方に出て翌朝にデリー到着の予定でいたもんだから、急にバラナシ滞在が縮まってしまった。うーん、やりたいことやりましょうか。



まずはこれだなー。火葬場。

結局見れてなかったもんで、初火葬場です。
16時ごろに行くと丁度先ほどくべられたであろう老婆の死体が。ジワリと燃えていました。顔には布が巻かれその形相は確認できませんが、確かに死んだ人間が火に焦がされています。
男がおもむろに粉のようなものを投げ入れると火が強まり、次第に大きな火へと成長していきます。最初は老婆の背を温める程度だった火が20分も経つと人間の背丈ほどにも高くのぼり、みるみるうちに体を黒く焦がしていきました。
人間が燃える光景なんて初めて見たし、もう見たくないですね。
はい。
一人燃やすのに4時間ぐらいかかるらしいですよ。



昼食はまさかの昨日のビリヤニとチキン、リピート。だって美味いんだもの!!!
安定して美味しかったです。今日はバザールも少し漁りましたが、そんなに欲しいものもなく…って感じですね。インドで買い物することあんまなくない?だいたいが安かろう悪かろうやろうし。



夜はまたプージャ(ヒンドゥーの儀式)見て、いつもの屋台でご飯食べて。
満喫。
やりきったぞ。
悔いはないぞ。たぶん。



いつも土壇場にならないと動けないタチで、今回のインドでも観光は全然できなかったな。やる機会があるのにそれをやらないのはチャンスをただ捨ててるだけなので、結果ギリギリで後悔する。いやー、旅行中もこの性分は治らないんだな〜。というか旅慣れて素がでてきただけか。
しかし毎日観光ばっかしてて宿で駄弁ってなかったらシタールだって弾けなかったかもしれないし、宿の人と仲良くなれなかったかもしれない。とはいえ観光してたらしてたでそっちでいい思い出作れたかもしれない。
人生一度きりなので受け入れるしかないですね。最効率が最良とは限らないし、その逆もまた然りってことで。



インド人のように図太くポジティブに参りましょう。これから寒くなることだし!