水域

じくうをこえて

桜前線に立って戦ってみる

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Eureka 7 opening 4 "Sakura" (Full)

Cherry blossom

Cherry blossom 

手を振るキミの肩に

サヨナラ fall'n love...

 

今春は管理人、都合でおひまがあまり無いんですけど、せっかくの春なので春らしく桜を見に行きたいなと思いまして、思い立ったが吉日してきた次第です。 

sakura、改めて聴くと悲しい歌ですね。

 

 

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JRを降りると新快速の車内と同じくらいの人口密度で人生が嫌になります。輸送船、輸送船...。京都駅構内は何か巨大な宗教施設のようにも見えるし、宇宙船のような壮大さもあるし、アートギャラリーのような収まりの良さも、高校時代のピロティを思い出す風通しの良さもあるし、とにかく素敵だと思います。人がこんなにいなければ。

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というわけで、京都。今年の桜見物はこの古都京都に決定しました。理由は、18切符の余りをあまり損せず消化できる場所だから。

これだけです。今回も懲りずにあまり下調べをせずにきております。

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北口の、観光客でごった返すバス乗り場、それを意に介さず歩を進める私、見上げれば京都タワー。このルーティンを何度も繰り返して習慣化したくらいには京都慣れ、しております。京都人の友達はいないけど。

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七条の交差点を抜け、左京区目指して東へ東へ。京都は歩く街だと思います。特に東を攻めるなら、特に。交通渋滞も、嫌に高い地下鉄も気にならず、春の陽気を全身に感じながら肩で風切歩く喜び、今の季節しか味わえない至福のひととき。

 

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鴨川を渡る前に軽く路地に入る。路地にいれば観光客の喧騒も、過密な車やバイクも気になりません。気に入ったのでこの小川沿いの桜並木道を闊歩する。

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個人植物園、街並みの中のオアシス、蜃気楼のようで大好きです。チューリップが咲いていると春、というより春の畑(?)が脳裏に浮かぶ複雑な幼少期を過ごした私です。

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寄って撮る。そろそろ暑さで参りだす。気温は20度ほどでちょうどいいのですがとにかく中天の日刺しがグサグサ来る。その積極性を北のほうに分けてやったらどうですか。今度会議にかけておいてください、太陽系の恒星さん。

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太陽に背を向けて小川を眺めると若干の涼を得ました。キンキンくるタイプの涼しさが欲しかったかもしれない、実際それくらい暑い。

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見上げると桜の花びらが太陽光を遮り我が物顔で独占しています。この場合日照権の訴訟は差し控えます。ありがとう。

 

 

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(撮影許可出てます)

とりあえず、ご飯を食べましょう。鴨川渡って辨佳うどんさんへ。あまりこのあたりで食事しないので目についたとこに適当に来たんですが、目につくってのはそれなりの努力をしてるってことで、当たりな可能性が高い気がする。お茶がもう冷茶になっててよさみを噛み締めます。

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辛!

きんぴらの乗った肉うどんって感じのべんけいうどんをいただきます。細めでコシのない麺ですが、ちゅるちゅるいけて疲労の溜まった私にも優しいお味、辛いけど。

隣に座っていた韓国人カップル、多分韓国語で会話してるはずなのに日本語に聞こえてきて、でも意味はわからなくて、不思議な空間でした。

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お寺ゾーンに入る前に、また路地を散策。この昭和チックなフォント、名前なんていうのか教えて欲しい。何かロゴとか作るならこれがいいもん。

 

 

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バテレンくさい神社ネームですが、実際普通の神社なのかな。

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そんなこんなで二年坂に至る。ここは本当に観光地。毎回来てしまうけど、同行者がだいたい京都初心者なもので、だいたいこうなってなぁなぁになって疲れ切る。

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法観寺の五重の塔。縦長い。以上です。あまり日本建築の塔に興味がない。多分屋根伝いにぴょんぴょんできるような世界線に行けば好きになれる。

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高台寺行ったらやってました。次回一人で来たらネオ仏教"感じに"行きます。

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普通の仏教。マジで乾燥がそれしかないんですが、巨像フェチなので一応300円払って拝観します。

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裏手の山が萌えててよかったです。そろそろ京都に飽き始めています。

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だるい。バックショット。京都、日本らしさが濃縮されすぎててあまりにも摂取過多。吐きそうになりながら目的地に至ろうと努力する。そして毎度何かしらやり忘れたことややり残しを帰りの電車で思い出す。京都は難易度が高い。

 

 

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高台寺に到着です。今日のメインスポット、しだれ桜を見るためだけにここまで来ました。徒歩で行く京都、目的地についた時の疲労感をどこにもぶつけられず全てが徒労に感じてしまう。でも義務感に駆られてメインのとこで張り切ってシャッターを切る。シャッターを10回くらい切ると気持ちがついてきて、身体も精神もそれなりに回復の兆しをみる。そんな探究心と義務感と達成感に奮い立たされて撮った平成最後の桜がこちらです。

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アレクサ!Oriental Wind流して!

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しだれる。こうべを垂れた稲穂のような、ちゅぶらりんで、触れると上下にやさしくふわふわしてくれそうな、そんな木。人がいなければ、針を通すようにカメラを構えてショバ取りしてやる手間もないし、ゆっくり見物できるし、最高なんですけどね。

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引きで撮ると存在感が際立つ。二十尺はあろうかという大女がこちらにぎらぎらした眼差しを向けているよう。まさに鬼子母神

以上、選りすぐりの3枚でした。

 

 

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円山公園で一杯。400円のビールはやっぱり違うね。雰囲気を金で買ってるからね。

お酒を飲むと気持ちいけどすぐ疲れる。帰りましょう。夕方。帰りはこわい。

 

 

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次はどこへ行きましょうか。時計の針を少し戻してもいいですか。だめかなぁ。

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