北海戦役記 第1夜「顔が濃すぎるあまりしょっちゅう夢に出てくる阿部寛の話する?」
2019/9/12
ご無沙汰してます。管理人です。
わたしの家(関西)から25時間くらいのところにめちゃくちゃ広い島があって、日本の国土の1/4ぐらいの大きさなんですけど、その島知ってます?
北海道っていうんですけど。
開幕します。
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北の貿易港、小樽。
グローブを深くはき、上着のチャックで首が閉まる。自然と顎が引ける。
国道の交通量は尋常でなく、あの北海道といえども走りづらいことこの上ない。もよおし路肩にカブを止め、高台から月照り返すオホーツク海を望む。
この時点で正直、後悔しかしていないのである。
9月の半ばというのにここまで本土との気温の差があるのか。まだ15分しか走ってないくせにもよおすのは完全に寒さのせいでしょ、終了!
はぁはぁため息つきながら、泣く泣くアクセルをふかし市内へ。
流刑。おなかもすいたし頭回らないし雨降り出したし。グローブは耐水のものでないので、ずぶずぶ浸水する。自分の一挙手一投足が憎い。なんと馬鹿なことか。
札幌市内のネットカフェで夜を消化した。
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ぬわーーーーーーーっつ!!!!!!!!!
んああああああああああ!!!!!
夏、真っ盛り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そう、全く寒さを感じないのである!時計の針は半周し、9月12日になりました。5時半には出発して、札幌から留萌を目指します。
海沿いをひたすら130kmにわたって漕ぎ続けるルートをチョイスしました。海風のおかげで鼻の下がしょっぱい。しかしま、気温快適すぎるんじゃが。交通量も少なく、独り占めのオーシャンビューを堪能しながら気持ちよく原付を駆ります。
高台から先の道を見晴らします。小高い丘のようなワインディング・ロードがひたすら続く、日本らしからぬ光景。これがずっとなんですよ。左手には夏の朝の陽光を反射する高気圧なオホーツク海。おいしすぎる。
イケメンが多すぎる。カロリー過多です。
晴レわたった海を見ながら開店前の道の駅にて小休止。旅行中のたばこは、うまい。
右の方に注目してほしいんですが、海岸線が完全に崖。ドーバー超えてイギリスの白亜の大地を見たときのような、島ッ!ってかんじです。異国感がすごいんですよね。
振り返るともうこんなに走ったのか...ってかんじなんですが、まだまだ旅は始まったばかり。そもそもこの度の全容をお伝えしますと、
総行程、10日。総走行距離3000km。
50ccの原付ですが、時間と若さの暴力にまかせて日本最東端をめざします。
「北海道を自由に走る喜び」を満喫しようというのが今回の旅の最大の目標。そして、毎日キャンプしながら回るのでかなり重装備になってますが。ちなみにこれが裏目になって男泣きする羽目になったりもしてますが。
それでは旅路に戻りましょう。
留萌に到着。お昼前だったので、蛇の目寿司へ。
北海道の呼吸・一の型 パノラマ寿司。職人さんが握るお寿司ってやっぱコメが違うよね。ふわっとほどける。
食後ねむくなりながら丘に登ってみました。若干天候が怪しくなってるのには目を瞑ります。
例のヒゲの番組で見た。
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眩しくてごめんなさい。深川市までやって来ました。ここは特にこれと言ったスポットもないのですが、温泉入ってゆっくりしてました。鐘のなる町というよくわからん肩書をお持ちのようです。
すでに200kmぐらい漕いだんですが、温泉入ったら全復活しまして。今日のキャンプ地どこにしようかな?
朱鞠内湖って知ってます?わたしは知らなかったんですけど、湖畔にキャンプサイトがあって、そこで夜営をやれてしまうらしい。せっかくの初日やし、なんならソロキャンプ初めてなのでできれば素晴らしい土地でやりたみある。
というわけで、ここから150kmぐらい漕いで朱鞠内を目指します!北へ!
垂る稲穂は秋模様ですよね。
にわかに山めいてくる。山道をひたすら北へ北へ。幌加内町のその先の、ガソリンスタンドすらない土地へ足を踏み入れます。
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ついた頃には5時を回っていて、大急ぎで設営。受付で「一人なんですけど。」「名前と住所書いてくださいね!ゴミ袋これね!」をリアルに経験。マジでこんなかんじなのね。
周りは家族連れが多くて、設営も完璧でどこもかしこもしっかりしたギアで優雅な野営を満喫してました。この時もっと余裕のあるキャンパーになろうと決心したのでした。まる。
疲れすぎて全然写真撮ってないですが、B6君(軽量の賽銭箱みたいな焚き火台)で肉焼いたり、お米炊いたり。結構怖かったですが無事に飯盒水産できてなによりー!!
火、しみますね。
このあとゆっくり寒さに耐えながらねた。
というわけで1日目、終了。
走行距離275kmだったみたいです。この生活があと10日続くのヤバすぎるんじゃよね。爆睡。
ちなみに装備こんなかんじですた。
ではでは、次回もいっぱい走ります。