北海戦役記 第1夜「顔が濃すぎるあまりしょっちゅう夢に出てくる阿部寛の話する?」
2019/9/12
ご無沙汰してます。管理人です。
わたしの家(関西)から25時間くらいのところにめちゃくちゃ広い島があって、日本の国土の1/4ぐらいの大きさなんですけど、その島知ってます?
北海道っていうんですけど。
開幕します。
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北の貿易港、小樽。
グローブを深くはき、上着のチャックで首が閉まる。自然と顎が引ける。
国道の交通量は尋常でなく、あの北海道といえども走りづらいことこの上ない。もよおし路肩にカブを止め、高台から月照り返すオホーツク海を望む。
この時点で正直、後悔しかしていないのである。
9月の半ばというのにここまで本土との気温の差があるのか。まだ15分しか走ってないくせにもよおすのは完全に寒さのせいでしょ、終了!
はぁはぁため息つきながら、泣く泣くアクセルをふかし市内へ。
流刑。おなかもすいたし頭回らないし雨降り出したし。グローブは耐水のものでないので、ずぶずぶ浸水する。自分の一挙手一投足が憎い。なんと馬鹿なことか。
札幌市内のネットカフェで夜を消化した。
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ぬわーーーーーーーっつ!!!!!!!!!
んああああああああああ!!!!!
夏、真っ盛り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そう、全く寒さを感じないのである!時計の針は半周し、9月12日になりました。5時半には出発して、札幌から留萌を目指します。
海沿いをひたすら130kmにわたって漕ぎ続けるルートをチョイスしました。海風のおかげで鼻の下がしょっぱい。しかしま、気温快適すぎるんじゃが。交通量も少なく、独り占めのオーシャンビューを堪能しながら気持ちよく原付を駆ります。
高台から先の道を見晴らします。小高い丘のようなワインディング・ロードがひたすら続く、日本らしからぬ光景。これがずっとなんですよ。左手には夏の朝の陽光を反射する高気圧なオホーツク海。おいしすぎる。
イケメンが多すぎる。カロリー過多です。
晴レわたった海を見ながら開店前の道の駅にて小休止。旅行中のたばこは、うまい。
右の方に注目してほしいんですが、海岸線が完全に崖。ドーバー超えてイギリスの白亜の大地を見たときのような、島ッ!ってかんじです。異国感がすごいんですよね。
振り返るともうこんなに走ったのか...ってかんじなんですが、まだまだ旅は始まったばかり。そもそもこの度の全容をお伝えしますと、
総行程、10日。総走行距離3000km。
50ccの原付ですが、時間と若さの暴力にまかせて日本最東端をめざします。
「北海道を自由に走る喜び」を満喫しようというのが今回の旅の最大の目標。そして、毎日キャンプしながら回るのでかなり重装備になってますが。ちなみにこれが裏目になって男泣きする羽目になったりもしてますが。
それでは旅路に戻りましょう。
留萌に到着。お昼前だったので、蛇の目寿司へ。
北海道の呼吸・一の型 パノラマ寿司。職人さんが握るお寿司ってやっぱコメが違うよね。ふわっとほどける。
食後ねむくなりながら丘に登ってみました。若干天候が怪しくなってるのには目を瞑ります。
例のヒゲの番組で見た。
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眩しくてごめんなさい。深川市までやって来ました。ここは特にこれと言ったスポットもないのですが、温泉入ってゆっくりしてました。鐘のなる町というよくわからん肩書をお持ちのようです。
すでに200kmぐらい漕いだんですが、温泉入ったら全復活しまして。今日のキャンプ地どこにしようかな?
朱鞠内湖って知ってます?わたしは知らなかったんですけど、湖畔にキャンプサイトがあって、そこで夜営をやれてしまうらしい。せっかくの初日やし、なんならソロキャンプ初めてなのでできれば素晴らしい土地でやりたみある。
というわけで、ここから150kmぐらい漕いで朱鞠内を目指します!北へ!
垂る稲穂は秋模様ですよね。
にわかに山めいてくる。山道をひたすら北へ北へ。幌加内町のその先の、ガソリンスタンドすらない土地へ足を踏み入れます。
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ついた頃には5時を回っていて、大急ぎで設営。受付で「一人なんですけど。」「名前と住所書いてくださいね!ゴミ袋これね!」をリアルに経験。マジでこんなかんじなのね。
周りは家族連れが多くて、設営も完璧でどこもかしこもしっかりしたギアで優雅な野営を満喫してました。この時もっと余裕のあるキャンパーになろうと決心したのでした。まる。
疲れすぎて全然写真撮ってないですが、B6君(軽量の賽銭箱みたいな焚き火台)で肉焼いたり、お米炊いたり。結構怖かったですが無事に飯盒水産できてなによりー!!
火、しみますね。
このあとゆっくり寒さに耐えながらねた。
というわけで1日目、終了。
走行距離275kmだったみたいです。この生活があと10日続くのヤバすぎるんじゃよね。爆睡。
ちなみに装備こんなかんじですた。
ではでは、次回もいっぱい走ります。
異界入り
管理人はある一定のリズムを保ちながら唐突な旅に出ます。昔は旅芸人と呼ばれた時代もあり、とにかくゲリラ的になんの意味もない場所へ行っては無為な時間を過ごしたなぁと風を切りながらひどく落ち込むのであります。
この日も何か特別なことをしようだとか、何か焦燥感に駆られていただとか、そんなご立派で社会的な概念は通用しないことだけわかってもらえたなら、花丸満点を賜った小学五年生の如くこの人間の文脈というものを理解できたと自負してよろしい。妾がゆるそう。
まぁ結局「かんなぎ」読んだんですよね。ナギ様可愛すぎて御神木を切り倒したくなってきた息も絶え絶えな起き抜け、唐突に飛ばされてしまいました。異界入り。
気がつくと廃屋の傍に立っていて目の前には若干使えそうなとこが妙にリアルな(ゲームな)アイテムが山積している。それをまじまじと見てはちょっとめんどなところへ転移してしまった、こりゃバッドトリップだと息をひそめる。
元が観葉植物だったのだろう、日本の植生に似つかわしくない存在が1本2本。ドラセナとかパキラとか(どうぶつの森やってたらこの辺覚えてしまうと思うん)って喫茶店や不動産(これ重要!)のオフィスに置いてあって、きっと外来の植物なんだろうけどどうしても「東洋」「西洋」「アジア」「アフリカ」のどれでもない「日本の60年代以降の喫茶店・オフィスに自生する熱帯原産植物」として見てしまう。日本のオフィスというバイオームに伸びたるドラセナ、天高く天高くしまいに天を衝いてしまえ。
何か探したいわけでもないけどまずは歩く、ここは別に山奥とかではない。けれどすごく涼しい。避暑には成功したようです。秘書といえば、私は出来るだけエアコンに頼らないように頑張っています、訂正、「家の光熱費のかさむ」エアコンに頼らないように心がけています。
ボスエリア。巨大で柔軟で、10本の右足から6つの目で射殺さんとする化物。牛頭の犬を連れていたので手なづけて逆に飼い主を食わせてやった。
かいだん。
廃神社とかではないと思う。けど、今は亡き神々に愛された土地の成れの果てみたいなイメージを抱いて入域。私は夏の昼下がりのギラギラした太陽ほど寂しさを感じるものもないと思ってて、なんというか、一片の曇りもない晴れというのは、その下で愛されていて受けるエネルギーが大きすぎるし、陰がないせいで心休まる瞬間がないんですよね。天気の子の占い師によれば水をばかばか喰らう私は龍神さまの眷属だそうで、日光とは根本的に相入れないのかもしれない。
龍神さまはやっぱり枯れ果ててしまったのか。
賽銭を遠慮する神などおるのか?それは信仰の証ではないか。とナギ様が言ってくれたら嬉しいなっと。こんな時は博麗の巫女の方がしゃしゃるのかな。
コケ灯篭。コケといえば、先日誕生日を迎えたんですが、歳をとる瞬間読んでたのが石黒正数『ネムルバカ』でした。鯨井先輩のバンド、ピートモスって完全に何かしらヤバい蛾の名前から取ってると思ってたけど、実はモスはコケの方だったみたいで。ガーデニングやテラリウムなんかに使う用のコケとかを粉砕して含有した土みたいなもんらしいです。
こういう神社の裏側に入ってかくれんぼしたりする時のぬるま湯みたいな背徳感、最高だったと思いませんこと。神社で遊んだ経験が人生の原風景としてある人ってどの程度の田舎民なんだろうか。いや都会民も神社にはいくし神社で遊んでるのか...?でも綺麗な神社は神社と呼びたくないし。
丸みがあって口とか目があるもの見ると萌え萌えキュンするけどこれ本能から来てるのか後天的に獲得した性質なのか疑問に思ったり。管理人onちゃん大好きでカービィとかもすこっている。でもあのへんは蹴ったおしてもいいかなと思わせてくれるんですけどね。
切り倒して削ろう。
リスポン地点上から。ゲームで見慣れた場所にもう一度行くと言いようのない「いい」感覚に襲われて多幸感が爆発する西壁。
こうやって投げ捨てるのは理解できない、せめて立たせてやろう。
死ぬ時は何かに埋もれたい
地面すれすれまで伸びたフサフサ。フサフサの名前が知りたいなと思いながら帰路につく。経験値はあんまだったけど懐かしい場所だった気がしてさようならでした。
人間50年、蝦夷は150年
時は2017年の夏、9月中旬。北の大地のど真ん中で牧歌的という概念を煮詰めて美味しくいただいてみるみたいな、ここは日本ですと言ってもきっと嘘だと思われてしまう、むしろ私はこの富良野の郊外に足を伸ばしながら絶対ここはドイツとかその辺りなのだと信じて疑わなかった。
ここはパッチワークの丘と呼ばれる土地で、起伏の激しい丘に無限に田畑を拡げ日本の食料自給率を底上げしている。
一度ここをレンタサイクルで回って欲しい。というか普通にマイカーで巡ってくれてもわかると思うけど、丘が連なっている光景というのはものすごく魅力的な代償に、便利が悪すぎる。本当にしんどいのだ。この富良野という土地の開拓が進んだのは詳細にはわからないけど、北海道開拓は 19世紀後半明治時代から進められた。だからこんなバカみたいに上り下りが大変で、傾斜のせいで水周りの管理も面倒で、危険な動物が跳梁跋扈するこの土地で、開拓師団はおそらく、絶対、きっと、もちろん、ものすごく苦労したし豚の飯を食って死んで死んでものすごく屈強な一部も死んで、私たちの今を作ってくれたのだろう。
ライト層の私にとってもの凄く印象的だったものとして、荒川弘『百姓貴族』(新書館)で語られている、農業・酪農の不便さ、理不尽さ。荒川氏自身が作中で語る苦労を見るだけでも吐き気が襲うのだが、開拓師団の一部である晩成社の依田勉三が味わった無謀にしか見えない苦行を見るにもっともっと絶望感に溢れた世界だった。明治時代の蝦夷というものは。
ご先祖様が試されまくってそのおかげか多少楽にはなっているかもしれないが、今でさえもこの北の大地に試されて試されて試されて、日本の農業を担ってくれている。北海道、ありがとう。マジでありがとう。ありがとう。大好き。
こんな人間の力だけではどうにもならないレベルの偉業を成し遂げる功労者。うま。あ、馬。帯広で観られるばんえい競馬は、普通のサラブレッドみたいな馬じゃなくてもっと馬鹿でかい馬が重石を積んだソリを牽く、馬力をこの目ではっきりと観られる最高のエンターテインメント。荒川氏の『銀の匙』でも登場し、それが好きすぎて来たんだが昼から夜の閉場までいて5000円吸ったけど全然気にしてないほんと(うそ)。作中で八軒がばんえい馬を初めて見るシーンでは、黒王号みたいな馬として描かれているけど私自身、初めて観た瞬間馬が黒王号のコスプレしてると思ったね。これはほんと。
夕張という街は炭鉱の町として栄え、結構最近と呼んでいい具合の過去に財政破綻した。地名の由来はアイヌ語の「ユーパロ(鉱泉の湧き出る所)」かららしく、マジでそのままだなという印象。私の中では夕張といえば軽巡のおねえちゃんになってしまうのだが。
新夕張の駅舎は伽藍堂。何もないがあるという言葉、よく使われるが何もないも度がすぎると、本当に「有」がなくってただただ真っ暗な洞を見つめているみたいな焦燥感にも似た恐怖が襲ってきたりもする。私はこんなのも嫌いではないので駅舎で寛いでいると、地元のオババに大量のメロンの漬物と、ひとパックの炊き込みご飯を賜るイベントが発生した。ものっそUmaい。メロンの漬物って意外とイケますよ。私が貰ったのは自家製のものだったけど。そういえばこの土地はメロンで有名なのだった、と後から気づく。
ちょっとだけ街の生命が残る。私が探検したのはいまいちどこなのかわかっていないのだが、電車の沿線を辿って3駅ほど歩いてみた。
歩道のバス停に貼られた表を見ると、一応日に何本か走っているとのことだったが、私には捕まえられなかった。
時計は止まっていた。
この駅も伽藍堂の仲間。ギリギリ廃墟。
やかんが打ち捨てられることはなかなか無いじゃないか。貴重な拾得物だったかもしれない。
ドアーは、開かなかった。
先ほども語ったように、北海道に本土の人間の手が入ったのはほんの1世紀前のこと。その百年間、無我夢中で開発されて激変した北海道は逆にいえば100年で絞り尽くされた悲運の土地なんだって考えてみてもいいんじゃない。100年の財政破綻はホモデウスじゃないけれど、インフレーション的に発展していく近現代の文明の行く末をみてるみたいで大好きです。もろびと、はやくほろびろ。
文明の灯はいい。碁盤の目に並ぶ街灯は人間の帰巣本能と理性を思い出させてくれるからなお良い。
札幌。街中を移動する時はもっぱら徒歩で、たまに遠くまで行くのに路面電車をチョイスする私はきっと果報者。もっと行こう、もっと行こう。激しく空いた車内でうとうとしながら目の裏に星を見る。この旅のなかでなぜか一度も夜空を見上げたことがなかったなぁなんて後悔をしながら飛行機に乗ってた時間は、今思い返しても私らしいなぁと思う。そんな私らしさが嫌いです。
大陸横断計画第96夜「ただいま日本 さよなら大陸」
12/31
結果から言うと、一睡もしませんでした。
機内は本当に居心地が良くて、本当に、本当に降りたくなくて、機内で文章を生み、日記を書き、目の前のパネルをいじり、ひたすら時間を潰していました。
羽田空港に着陸したのは15時ごろで、本当に時差が発生している、ついにこれが時差ボケというやつかと。しかし別に眠くはないのであんまり気になりませんでした。
羽田では荷物を受け取り、税関と検疫を抜けます。これも初めての経験だったけど特になんの不安もなく。「3ヶ月?何しに行ってたの?」と言われ、「ちょっと旅行を。」と返しました。
『ちょっと』、というのは真意です。強がりでないです。最初の一週間こそ絶望的な時間の経過の遅さ、日が変わるのを心待ちにして日暮らしていました。でもそんな辛い辛い言ってた私の何かが変わったのは、きっとベトナムで日本人旅行者に出会った時だったのかな、と思います。お世話になったのは二人の男性で、そんなに長い時間を一緒に過ごしたわけではなかったけど、勇気を出して声かけて、すごく良くしていただいて。いろんなアドバイスをもらって。そして何より、この世界に日本人は一人じゃないのか、とようやく悟ることができたのが最大の成果でした。自分は一人ではない、これから世界中に仲間ができる、と思うと前へ前へ進んでいく気概がようやく湧いてきたのです。そこからは本当に早かった。いろんな出会いをして、発見をして、経験をして、美しいものをたくさん見て。本当に楽しくて、気がついたらドーバー海峡でした。夢うつつの中で私ははっと気づきました。「なんだ、こんなもんか。」
意外と簡単なことだったのです。3ヶ月かけて香港からイギリスに行くことなんて、本当に簡単なのです。冒険でもなんでもない、ぬるいぬるい旅行なのです。
しかしそれを私は否定しません。したくありません。簡単なことは面白くない、意味がないのかというとそうではないからです。
どれだけぬるま湯に浸かっていても、私が楽しかったからそれでいいじゃないかと。私は本当に楽しかったし、いっぱいいい経験できたし、思い残すことはあまりない。だから、「楽しい3ヶ月だった。」胸を張って、そう言えます。簡単なことをしただけなんだけどね。それでも私の誇りです。えっへん。
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そして関空に着いて、家路に。国内線だからか、本当にあっさりと関空を抜けてバス乗り場を目指します。この時にはもう旅の余韻なんかより、私を待つ友人宅のことやこれからのことで頭がいっぱいでした。早く友人たちに会いたい、この3ヶ月間の話をしよう、日本についに帰ってきた、これから何をしよう。寂しさなんかよりこれからの日本での生活、日常が楽しみになっていました。早く早く着いてくれ、バス。
友人は陽気に、温かく出迎えてくれました。帰ってきたなぁ、今日は寝たくないなぁ。肌寒い空気を噛み締めながら、友人宅へ到着。カップ麺とエビスビールをコンビニで買って、喉元を通す。「ああ、日本最高!!!」
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長い長い、短い短い、96日が終わりました。最初、終わるなんて思ってませんでした。本当に。でも蓋を開けてみればあっという間でしたね。
この旅で得たものは、自分とか、夢とかではありませんでした。
新しい友達、恩人、楽しかった思い出、辛かった思い出、お土産。そしてこのブログと写真。
なんかこう書くとただ遊びに行ってただけに見えるな。まぁ、その通りですね。
うん、楽しかったです。この一言に尽きます、本当に。良くしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。よかったらまた遊んでください。
あれこれ語るのはチラシの裏にしときましょう。これから下はベストショット選です。
最終回にふさわしく、エンドロール代わりにしましょう。
それではこのへんで。大陸横断計画、お付き合いいただきまことににありがとうございました。ちぢめて、またこんど!
香港・尖沙咀。知り合った中国人に「聖地」って中国語ではどんな意味?と聞くと意外なことに日本語のそれとあまり変わらない、とのことです。
香港・旺角。屋台が並ぶ路地から少し離れたところで撮影。混沌とした、80年代の漫画・アニメ的な雰囲気があって大好きです。多くの作家、イラストレーターがあの上に際限なく伸びる建物と街に憧れ、少年心そのままに今でも描いています。あの本当に言語化できない良さはなんなのか。
マカオ・セナド広場。世界遺産です。この度初の野宿はここのベンチでした。
中国・徳天大瀑布。中越の間の川の上流はこのような勇壮な滝になっています。小口高さんも前、Twitterで訪れたと仰っていました。嬉しみ。ちなみにあまりメジャーな観光地ではないので安宿、英語がちゃんと通じる店などはあまり...。
中国・ヨウイーグアン。中越の陸路国境。まさに、関所。ここでイミグレーションする訳ではありませんが、こういった門を潜ると国境超えてるな、という雰囲気出るので世界基準にしてほしい。キノの旅でみた。
ベトナム・ハノイ旧市街。説明不要、スパイス屋はそれだけで絵になる。
ベトナム・ベトナム鉄道車内。4500円でA/C付き2段ベッドの寝台列車に乗れてしまう。安いと見るか、高いと見るか。車掌でごった返す食堂車、同室のベトナム人老人会一行つき。
ベトナム・ミーソン遺跡。初めて日本人旅行者に会いました。この出会いがなかったら本当にキツかったと思います。ちなみに遺跡自体は微妙すぎる。費用は現地ツアーで900円でした。
ベトナム・ホイアン。提灯の街、ホイアン。Radio Headのクリープが聞こえたので弾き語りやってるバーに入ると、相場の倍ぐらいするビールばっかでした。勢いで行動するのは良くないですね。
カンボジア・プレアヴィヒア遺跡。ジープで上がって600メートル。最高の眺めです。シェムリアップの宿は、高知家というゲストハウスにお世話になったのですが本当によかったです。立地、パックツアー、足チャーター、雰囲気、全て最高のおもてなしだったと思います。いい出会いもたくさん。
タイ・ワットポー。49メートルの涅槃像。巨像フェチにはたまりません。バンコク、住みたいなぁ。
タイ・ワットパクーナム。B級スポットですが、この宇宙のような天井画には圧倒されます。民俗資料館もついて、無料やし。エレベーター付き。
マレーシア・ペナン島。海、久々に見たなぁ。ジョージタウンのインスタ映えっぽい雰囲気、どこかで感じたことあるなと思ったらホイアンだ!
マレーシア・ペナン島。沈む夕日。この後仲良くなった方と一緒に酒屋へ。マレーシアはお酒高いんですが、安めのとこがあります。それは酒屋。酒屋と呼ばれている。
インド・コルカタ。人生初の、憧れのインドでインドカレーを食す。めちゃうまでした。店主は本当に気のいいやつで、翌日ビリヤニ作って待っててくれた。子供達も顔覚えてくれてた。ちなみにサダムに捕まったのもここ。
インド・ダージリン。標高2000メートルの暮らしは思ったより優雅で楽しい。しかし坂道と若干の低濃度酸素が合わさるとへっぽこにはなかなか辛い高地トレーニングと化す...。
インド・バラナシ。ガンガーから街を見ると、それまでゴミゴミしていた街の詳細が見えなくなって、一見して美しい街並みに変貌します。インディア・マジックです。
インド・バラナシ。プージャというヒンドゥーのお祭りです。ガート(ガンガーの河岸)を埋め尽くすほどの人が集まるので熱量がすごい。それを毎日やってる。インドは、スケールが違う。
インド・ラールキラー。赤い城と呼ばれるムガル帝国のお城。入場料500ルピー。インドは結構多いのですが、外国人料金とインド人料金は10倍ぐらい差があります。
インド・ニューデリー。多分ラールキラーの中で撮った。「おい、セルフィー撮って!」と言われたので一緒にスマホで撮るのか?と思いきや、「俺たちを撮れ!」
アルメニア・セヴァン湖。冠雪のアララト山...ではないけど名も知らぬ山々を果てに臨む桟橋が印象的です。一緒に行った韓国人のおっちゃんがイランはいいぞトーク延々としてきてつらみだった。だって私イラン行ってないもん。
ジョージア・トビリシ。ジョージアはいいぞしますね。まず、街中の観光地には一律25円の地下鉄で行きましょう。そして、三位一体教会とナリカラ要塞はマストです。フリーマーケットもいいぞ。そして、ホステル・コンフォートプラス。行ってよかった宿第1位。
ジョージア・トビリシ。上流階級の仲間入り?この国では4000円だ。4000円持ってくれば君も貴族の仲間入り。
ジョージア・ムツヘタ。トビリシからマルシュトカ(乗合バス)で30分。1ラリ(40円)でいける。山の上の教会がマストらしいけど、行かなかったです。行きましょう。
ジョージア・カズベキ。この土地の本当の名前はステパンツミンダという。なんだか笑ってしまうような名前だけど、カズベキという名称はロシア語的なので、ジョージアごのステパンツなのだそう。笑ってしまうけど。
ジョージア・ステパンツミンダ。星空、人生で初めてちゃんと撮れました。りょうさんありがとうございました。
トルコ・ガラタ橋。この橋はイスタンブルのメインエリアを結ぶ。鯖を釣る男たちでごった返すが、意外とゴミが落ちてないのでちょっとだけ高評価です。
ブルガリア・ソフィア。一番何もしなかった国。間違い無い。めっちゃ寒い。他に感想ないかな...雨降ってきたし。
ブルガリア-セルビア国境付近。こういう雪景色が大好きです。あべこべクリームを塗って、この森に入っていきたい。
セルビア・ニコラ=テスラ博物館。テスラコイルの放電実験だ!この後全員博物館の壁にめり込んだり、発火したり、透明になったり、精神に異常をきたしたりしました。
セルビア・ベオグラード要塞。キノの旅っぽさないですか?私はあります。私があると言っているので。
セルビア・バール鉄道。ドレスさん(19) はポーランドの女の子で、セルビアに住む彼氏に会いにはるばるやってきた。朗らかな性格で、私を含め車内のみんなと仲良くなる。ファンをいっぱい作っちゃう。そんな彼女は彼氏の姿を見るやいなや激アツの抱擁、涙を流しながら愛を確かめ合ってました。愛って美しいものなんですね。
クロアチア・ポトゴリツァ。魔女の宅急便のモデルになったと言われる街。空さえ晴れてれば完璧だったのにね。今の季節なので、意外と人が少ない。
オーストリア・グラーツ。雪の城を求めて、ブーツで踏み締め歩いた極寒のグラーツの道。公共交通機関、使い方がわかんない。ちなみにこの城、私の貸切でした。
イタリア・ヴィネツィア。鶴田謙二のforget me notの世界がここにある。伊万里さんみたいな女の人ばっかでした。夏にまた訪れたいですね。forget me notは新装版が最近出ました。伊万里マリエルの顔がいいので買ってください。
チェコ・プラハ。お菓子の国みたいなまち。セックスマシンミュージアムがお気に入りです。ぶち壊し。
チェコ・プラハ。街中ではこんなメルヘンなものばかりです。セックスマシンミュージアムの方が楽しいけど。
チェコ・プラハ城。城とは?聖堂じゃないですか。ドイツの古城巡りしたいので誰か誘ってください。
ドイツ・ベルリン。壁です。それ以上でも、それ以下でもない。背景を知っていなければなんの感情もわかない。そんな、ただの壁にみんな苦しんでたんですね。
ドイツ・ケルン。この街が一番好きです。キュッと纏まってて、綺麗。ケルン大聖堂はずっとずっといきたかったから大満足でした。橋についてる何かは、これ全部南京錠です。恋愛の願掛けです。本当に隙間なくついてますよ。マジで。
イギリス・ビッグベン。英国の悪夢。改修中です。イギリスは本当に難しい。3日で回れるもんじゃないです。元号が元気モリモリご飯パワーになったらまた来ます。ご飯は美味しくないです。私見ですが。
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長くなりました。それでは、これにておしまいです。最後まで見てくださった奇特な方々、本当にありがとうございます。また次の旅行記でお会いしましょう。またこんど。
さよなら平成
2017/9/10
管理人です。今日は平成の最終日ですね。今日の1曲はほんと懐かしいものを引っ張り出してきたなーという感じなのですが、
https://www.nicovideo.jp/watch/sm4747168
BUMP OF CHICKENの才悩人応援歌です。中学生の頃このバンドに出会ってなんだかんだ一番お気に入りだった曲です。当時は挫折も知らないし、自分のための世界だと信じ切っていて、特別な夢だって多分あったはずなのに、自分に刺さる刺さるって言ってずっと聴いてました。先見性があったのか、未来読んでたのか、あれから8年経った今の私はこの曲を聴いてぽつぽつ泣いたりしてみてもいます。思い出補正かもしれないけど、とにかく悲しくなって、悔しくて、それを正当化してくれてるような、許容してくれてるだけのような、藤くんの声につられて涙を流す自分に浸ってしまうのです。
ファンだったミュージシャン
新譜暇つぶし
売れてからはもうどうでもいい
はいはい全部綺麗事こんなの信じてたなんて
死にたくなるよなるだけだけど
僕らの時計は止まらないで動いてます。当時厨二病的に流行りの音楽を嫌って、こんなみんな聴いてるバンドを自分は違うと信じ込んで盲信して、ひと握りの理解者と一緒にここまで生きてきて、バンプは「ファンだったミュージシャン」になってしまいました。
平成の終わりにこのバンドのアルバムかけて、感傷に浸りながらこれを書いてます。実際まだバンプのこと好きなのかもしれない。でもそれは聴いてる自分のことが好きなのか、どうなんでしょうね。
平成の課題はこの、「情報を食ってる俺」です。人間は成長して、感情の起伏が緩やかになります。しかし昔のように感動してみたい!だとか感動を見つけたいとかのたまって、色んなものに手を出しては大したものを得られずに落胆する。この歳になるとひしひしと感じます。いつからかよくわからないけど。それを良しとするか否かは各人によりますが、ただ一つ言えるのは、この歳になっても年甲斐もなく感動を見つけた風に振舞ってるやつはとんでもなく多いということです。
インスタグラムで写真を共有する。ブログで文章を綴って感想をのべる。私はこうやって楽しんで、感動した。を見せびらかして、自分はこんなことで感動を得たぞーって。感動が、自慢するためのツールになってると感じるんですよね。いやもちろん否定はしません。多分実際、楽しいんでしょうし、いい経験になってるんだと思います。自分でもやるしね。でも、胸を打つだけの、落雷みたいな衝撃を味わうことは、みんなできていないような気がするんです。本当に心湧き踊ったのか?
年を経るにつれて世界は狭く、なんでも知ってて、なんでも見れて、なんでも手のひらで完結できるような気がしてきました。感動ってこうやったら得られるんだよ!(意訳)が世の中にはゴロゴロしてて、ハウツーを否が応でも知ってしまう。そして、知ってしまったらもうそれは、胸に稲妻をバチらせるだけの力を失ってしまう。それほどに弱い。本当に脆い。
だから感動できるものって大人とされる年齢になった私たちにとって本当に珍しくて、貴重だと思います。かしこくなってしまった私たちは、もっと獣でいるべきだったんだと、りんごは罪だなって、ほんとに思います。
感動というのは自分が世界の中心になって、主人公になって何かを発見することだったんだと、一つの解としてここに記しておきます。自分が主人公だと強く信じていた自分の命日は、享年はいかほどだったんでしょう。いつの間にかかしこい私になってしまっていた。こんな私が自分を主人公だと錯覚して、心の底から私が私のために発見したとんでもないお宝を手にする日は来るんでしょうか。
子供の頃に友人と浜でキャンプをして、火を焚いた。西日が島の向こうに沈んでいくのを見ながら、ふたりで火を絶やさぬよう流木を集めて、いつの間にか大きな火になってた。その頃にはどっぷり暗くなってた。
田舎の祖父の家で魚ばっかとってた、ある日珍しい(その水域では取れないような魚)が網にかかったから5年くらいかけて育てたけれども、一向に大きくなったりはしなかったし、ある日寿命で死んでしまった。
ああ、あれって今思えば最高だったなぁ。
きっとこれを読んでる方にはわからない、感動がそこにあったんです。
ああ、あれって今思えば最高だったなぁ。
こっち。主人公として楽しむ感動ではなく、そういえば経験則的に、知識的にあれって本当は貴重な経験だったな。感動ポイントだな。って。本当に悔しい。こんな楽しみ方しかできなくなってる、かしこい私ってなんなんでしょうね。
こうやってみんな悩んでるんかな。だからSNSで感動?を共有するのかな。
その場でビビっと来る何かを求めるためだけにこれからの令和という時代を使っていきたいなーと思います。
きっとそれが不可能でも、そのために積み重ねたものはのちに正当化されるはずなので。無駄はない。ああかしこい。
まとめますと、
子供時代に経験したような感動(理性で理解せずに、本能的にビビッとくるようなもの)>>>>>>>>>>>(超えられない壁)>>>>>今、あれって感動じゃん、と発見されてしまう程度の感動
の図式がかしこい私らの世界には存在してて、みんな第3者的な見方に支配されてものを感じてる、ということでした。嫌ですねぇ。
かしこい私たちは、バカになってしまったと思います。
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なんか無駄に2000超え生産してしまったので反省しつつ写真のっけて終わりましょう。
96年生まれの私の同期に、「水曜どうでしょう」というとんでもなくビッグなものがありまして、その聖地とも呼べる北海道に行ってきたときの写真です。体裁を保てばか。
北海道といえば、セコマとガラナですよね。セコマの100円ガラナ、美味かったなぁ。
札幌じゃないと取れないビル街です。
札幌というやつは欲張りなことにスープカレーの発祥の地だったりする。ここのはエビだし、他んとこではチキンだったりと色々バリエーション豊かな店がしのぎを削っている。
おなじみ、大通公園。大通公園ってとんでもなく横広なので、ここでよくフェスとかやってますね。私が行った時は北海道物産展的なものがやってました(北海道で北海道物産展?と思った読者諸君、甘いぞ、この島はとんでもなくデカイので現地で現地の物産展をやるだけの需要と供給があるのだ)。
激安中古ギターショップ・ギタータンク潰れてましたね。 狸小路。
ススキノの銭湯行ったらヤクザばっかでちびりました。
イキリきれてない田舎者みたいなまち、札幌です。
夜は藻岩山からオホーツクまで見渡しましょう。澄んだ日だったからか、確か小樽まで見れました。
どうでもいいけどこの北海道遠征で星見た記憶ないんですよ。一番嬉しかったのはこの街の灯だった。街の光も全て星。
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長くなりましたがここいらでやめておきましょう。美瑛とか夕張とか、道央行った時のはまたそのうち更新します。
それでは令和の時代で会いましょう。またこんど。
桜前線に立って戦ってみる
4/6
Eureka 7 opening 4 "Sakura" (Full)
Cherry blossom
Cherry blossom
手を振るキミの肩に
サヨナラ fall'n love...
今春は管理人、都合でおひまがあまり無いんですけど、せっかくの春なので春らしく桜を見に行きたいなと思いまして、思い立ったが吉日してきた次第です。
sakura、改めて聴くと悲しい歌ですね。
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JRを降りると新快速の車内と同じくらいの人口密度で人生が嫌になります。輸送船、輸送船...。京都駅構内は何か巨大な宗教施設のようにも見えるし、宇宙船のような壮大さもあるし、アートギャラリーのような収まりの良さも、高校時代のピロティを思い出す風通しの良さもあるし、とにかく素敵だと思います。人がこんなにいなければ。
というわけで、京都。今年の桜見物はこの古都京都に決定しました。理由は、18切符の余りをあまり損せず消化できる場所だから。
これだけです。今回も懲りずにあまり下調べをせずにきております。
北口の、観光客でごった返すバス乗り場、それを意に介さず歩を進める私、見上げれば京都タワー。このルーティンを何度も繰り返して習慣化したくらいには京都慣れ、しております。京都人の友達はいないけど。
七条の交差点を抜け、左京区目指して東へ東へ。京都は歩く街だと思います。特に東を攻めるなら、特に。交通渋滞も、嫌に高い地下鉄も気にならず、春の陽気を全身に感じながら肩で風切歩く喜び、今の季節しか味わえない至福のひととき。
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鴨川を渡る前に軽く路地に入る。路地にいれば観光客の喧騒も、過密な車やバイクも気になりません。気に入ったのでこの小川沿いの桜並木道を闊歩する。
個人植物園、街並みの中のオアシス、蜃気楼のようで大好きです。チューリップが咲いていると春、というより春の畑(?)が脳裏に浮かぶ複雑な幼少期を過ごした私です。
寄って撮る。そろそろ暑さで参りだす。気温は20度ほどでちょうどいいのですがとにかく中天の日刺しがグサグサ来る。その積極性を北のほうに分けてやったらどうですか。今度会議にかけておいてください、太陽系の恒星さん。
太陽に背を向けて小川を眺めると若干の涼を得ました。キンキンくるタイプの涼しさが欲しかったかもしれない、実際それくらい暑い。
見上げると桜の花びらが太陽光を遮り我が物顔で独占しています。この場合日照権の訴訟は差し控えます。ありがとう。
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(撮影許可出てます)
とりあえず、ご飯を食べましょう。鴨川渡って辨佳うどんさんへ。あまりこのあたりで食事しないので目についたとこに適当に来たんですが、目につくってのはそれなりの努力をしてるってことで、当たりな可能性が高い気がする。お茶がもう冷茶になっててよさみを噛み締めます。
辛!
きんぴらの乗った肉うどんって感じのべんけいうどんをいただきます。細めでコシのない麺ですが、ちゅるちゅるいけて疲労の溜まった私にも優しいお味、辛いけど。
隣に座っていた韓国人カップル、多分韓国語で会話してるはずなのに日本語に聞こえてきて、でも意味はわからなくて、不思議な空間でした。
お寺ゾーンに入る前に、また路地を散策。この昭和チックなフォント、名前なんていうのか教えて欲しい。何かロゴとか作るならこれがいいもん。
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バテレンくさい神社ネームですが、実際普通の神社なのかな。
そんなこんなで二年坂に至る。ここは本当に観光地。毎回来てしまうけど、同行者がだいたい京都初心者なもので、だいたいこうなってなぁなぁになって疲れ切る。
法観寺の五重の塔。縦長い。以上です。あまり日本建築の塔に興味がない。多分屋根伝いにぴょんぴょんできるような世界線に行けば好きになれる。
高台寺行ったらやってました。次回一人で来たらネオ仏教"感じに"行きます。
普通の仏教。マジで乾燥がそれしかないんですが、巨像フェチなので一応300円払って拝観します。
裏手の山が萌えててよかったです。そろそろ京都に飽き始めています。
だるい。バックショット。京都、日本らしさが濃縮されすぎててあまりにも摂取過多。吐きそうになりながら目的地に至ろうと努力する。そして毎度何かしらやり忘れたことややり残しを帰りの電車で思い出す。京都は難易度が高い。
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高台寺に到着です。今日のメインスポット、しだれ桜を見るためだけにここまで来ました。徒歩で行く京都、目的地についた時の疲労感をどこにもぶつけられず全てが徒労に感じてしまう。でも義務感に駆られてメインのとこで張り切ってシャッターを切る。シャッターを10回くらい切ると気持ちがついてきて、身体も精神もそれなりに回復の兆しをみる。そんな探究心と義務感と達成感に奮い立たされて撮った平成最後の桜がこちらです。
アレクサ!Oriental Wind流して!
しだれる。こうべを垂れた稲穂のような、ちゅぶらりんで、触れると上下にやさしくふわふわしてくれそうな、そんな木。人がいなければ、針を通すようにカメラを構えてショバ取りしてやる手間もないし、ゆっくり見物できるし、最高なんですけどね。
引きで撮ると存在感が際立つ。二十尺はあろうかという大女がこちらにぎらぎらした眼差しを向けているよう。まさに鬼子母神。
以上、選りすぐりの3枚でした。
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円山公園で一杯。400円のビールはやっぱり違うね。雰囲気を金で買ってるからね。
お酒を飲むと気持ちいけどすぐ疲れる。帰りましょう。夕方。帰りはこわい。
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次はどこへ行きましょうか。時計の針を少し戻してもいいですか。だめかなぁ。
大陸横断計画第95夜「夜間飛行」
12/30
ラスイチ、頑張ってます。日本着いたら夕方なのか。マジで変な感じがしています。そわそわ。
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今日は朝ゆっくりして、きんぐす♡くろす駅に来ました。9と3/4番線のとこですね。
9番ホームないやん
そんなんアリ?
チラッと寄っただけなんで、実はあったのかも。。。雑な性格で、、
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次、きんくろの後は大英図書館。
そういえば日曜日だなぁ。
ライブラリー、休館日
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
昨日から運が悪すぎる。
つらくてつらくて、図書館特有の爆速Wi-Fiでネットしてました。
そういえば写真撮影禁止でしたが展示やってたのがすごく良かったです。
ベートーベンやショパン、モーツァルトなどの記した五線譜のコピー、昔の地図、マグナカルタなどなど。クッソ貴重な資料ばっかだったので無料やし行ってみて損ないかと思われ!
(最後の観光地がここでよかったのか、自分…)
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お土産買わんとあかんし空港へ。市内から空港へは地下鉄のピカデリーラインに乗ればいけます。たまに空港じゃないところに向かう便があるのでお気をつけて。
所要時間1時間ほどで空港到着。
ザック預けて、荷物検査して、さーお土産買お!
なんか忘れてない?
イミグレがないんです
私も不安になって調べたんですが、マジでないらしい。現に私は通ってないし、パスポートに出国スタンプもない。。。
欲しかったなー、出国スタンプ。
入国審査厳しいらしいのに、なんかへんなかんじ。
回る寿司、空港内に見つけてしまった。流石に行かない。
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搭乗ゲート。B46。周り日本人ばっかで違和感すごい。なんか緊張する。CAさんと話すのすらドキドキする。日本語でOKやからなんも心配いらんのに、、(富豪なので帰りは全日空っす。)
帰って日本社会に馴染めるんでしょうか。本当に不安です。
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定刻の19時に無事出発し、1時間ほどでこちらの機内食が出てきました。↓
めんつゆ、久しぶりすぎて飲み干す!きんぴら、美味すぎ!サーモン、スモークやけど普通においしい!左下のはローストチキンで、マスタードきいててこれまた最高!
ヨーロッパきて一番満足した食事でした。。。
やっぱLCCよりちゃんとしたとこの方がぼかぁ好きだなぁ。座席エコノミーでも広いし、トイレ綺麗やし。
何年ぶりに乗ったかわからんけど、、
CAさんによくしてもらえるだけで、こんなゴミクズが乗っててごめんなさいって気持ちになる、、弱気な私です(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
この旅行中色んな乗り物乗ってきましたが、やっぱ快適さはこの飛行機が一番ですね。格が違うぜ。インドの寝台とANAのエコノミー。価格は200倍ぐらい違うけど、快適さは1000倍ぐらい上です。日本サイコー!
そんな環境でひたすら文章書いてるのはなんか勿体無い気もするけど。2万字ぐらい生産した気がする。。。
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というわけで
大陸横断計画、無事完了しました!
読んでくれてた方にめっちゃ感謝してます。超モチベになってたので。
次回が一応最終回にしようと思ってます。旅の振り返りをしつつ、日本の大晦日楽しかったぜレポ的な。
そんで今後のこのブログですが、旅行記専用にしていこうとおもてます。来年もチマチマどっか行くやろうし、なんなら昔の写真と日記引っ張り出して思い出し旅行記も書けるし。不定期更新やけどね!
あと、もう一つブログ立ち上げるのでそちらで趣味の話とかやっていこかなーと構想してます。漫画の話やらアニメの話やらですね。とにかく雑記になるかと!
このブログ始めてから文章書くのより一層楽しくなりました、レスポンスもあると嬉しいしモチベにもなるし!アウトプットしてよかったなーってかんじ。趣味って生産することも大事ですネ。ずっと消費しかしてなかったもんやから、知らんかった。笑
では結びが長くなりましたがこのへんで。またこんど!